2023/03/20 17:13
普段生活していて、排水管の臭いや汚れが気になったことがある方は多いと思います。
先日、「排水管に流してはいけないもの4選」という記事で、排水管に流すと詰まりや臭い、破損の原因になるものを紹介させていただきました。
では実際、
・排水管が汚れたり詰まったりする原因はどの部分なのか?
・どういった家、条件だと詰まりや臭いなどが発生しやすいのか?
ということについて今回は触れていきたいと思います。
排水管が詰まりやすいのは奥の方
排水管のどこか具体的によく詰まるのか?
結論から言うと、よく詰まったり汚れたりしてしまうのは排水管の奥です。
どのくらい奥かというと、1~2mくらい奥です。
手の届かないところでよく汚れが発生していることになります。

なぜ奥が詰まるのか?
なぜ排水管の奥で汚れが発生してしまうのでしょうか?
大きな理由としては、奥になると水の勢いが弱まり、油などが留まりやすくなるためです。
それでも水は少しずつ先へ流れていくかもしれませんが、油や洗剤などベタベタしたものなどはその場に残留しやすくなります。
その結果、汚れが排管に付着し、雑菌が増えて臭いやヌメリに繋がります。また、新たな汚れも蓄積されやすくなります。
油脂が排管内に残留すると固まる

油脂が排管内に残っていると、いずれ冷えて固まってしまいます。
特に、動物性油の凝固する温度は、種類にもよりますが22~45℃と高く、冬はもちろん、暖かい時期でもすぐに固まってしまいます。
ステーキや焼肉の乗ったお皿が冷めてくると、白い油となって固まりますよね。そのように、動物性油は固まりやすく、これが排管内でも起こります。
植物性油(食用油など)は、種類にもよりますが0℃前後(ー12℃~12℃)と、かなり低い温度でしか固まりません。
では植物油は詰まらないのか?ということですが、そういうわけでもありません。
これら油脂を洗う際には洗剤を使うことが多いと思いますが、洗剤などを混ぜることによって白く濁った乳化物質となります。
一時的に水と油が混ざるため、排管をスムーズに流れます。
しかし、排管の奥にいくと、流れが緩やかとなり、留まりやすくなります。
乳化物質自体が汚れの原因になることもあります。また、温度変化などによって乳化物質が分離してしまい、油脂が排管に残り、汚れに繋がることもあります。
特に詰まりや汚れが発生しやすいお家は?
排水管が詰まりやすいのは、賃貸集合住宅(賃貸のアパートやマンション)と一戸建ての住宅がデータ上、多いようです。
中でも主に器具排水枝管と言われる箇所でトラブルが多いです。
器具排水枝管とは、衛生器具から伸びる排水管同士を繋ぐ排管です。
例えば、キッチンから伸びる排管と洗面所から伸びる排管は、敷地内でいずれ繋がります。この器具同士を繋げる排管のことを指し、そこに汚れが発生しやすいです。

次いで、イラストなどでよく見るS字管などトラップ部分に汚れや臭いが発生しやすいです。

また、2階以上の部屋は、下へ繋がる立管と呼ばれる排水管の流入口も汚れなどが発生しやすいです。

日々の対策はどうすればいい?
いま挙げた箇所ですが、自分で掃除が難しい・できないところも多いですよね。
日々のメンテナンスはどうするべきでしょうか。
ポイントは、
・油脂を極力流さないこと
・汚れた排水が途中で停滞しないように流しきること
が大切です。
まずは今すぐにできる簡単かつ効果的な方法を3つ紹介します。
1:バケツ1杯の水もしくはお湯を流す
今すぐにできて効果的な方法は、バケツの水を流すことです。
一気に水が流れることにより、水圧で汚れを停滞させずに流しきることができます。
お湯であれば、油が取りやすくなお良いです。
ただし、50℃程度のお湯で行うことが大切です。60℃以上のお湯を連続的に流したり、多量に流したりすると排水管の素材(塩ビ)が変形したり破損する場合があります。
特に冬場で、排管が凍結するような気温の場合、急激な温度差で排管が割れてしまう可能性もありますので注意してください。
2:洗い物の油汚れなどをなるべく取り除いてから洗う
排水管の汚れ、詰まりとなるのは油脂が原因となることが多いです。
一戸建てのご自宅の場合、庭の排水マスを開けてみると確認できますが、一番汚れが酷いのは多くの場合、キッチンから繋がる排水マスだと思います。
そのため、油脂類をなるべく流さないようにすることがヌメリ汚れを防ぐポイントです。
洗い物をする前に、フライパン、お皿などに残っている油脂をなるべく固めたり、拭き取ったりして取り除きましょう。
3:排水口ネットを使用する
排管内でヌメリ汚れが発生すると、そこへさらに汚れが蓄積されやすくなります。
例えば、キッチンであれば卵の殻、お風呂場や洗面台であれば髪の毛など、余計なものがヌメリに付着し蓄積されやすくなります。
そういったことを防ぐため、排水口用のネットを使用して、そもそも固形物が奥へ流れないようにするというのも有効です。
キッチン用、お風呂用、洗面台用、様々なネットが販売されているので、ご家庭の排水口に合ったものを設置することがおすすめです。
上記3つは、あまり手間なく、すぐに行えて効果的な方法です。
効果的な洗浄について
それでも臭いがする、流れが悪いといった場合にはどうすれば良いでしょうか。
こちらについても、3つ程紹介させていただきます。最後に4つ目として、弊社の洗浄液も紹介させていただきます。
1:こまめな掃除を行う
1つは、やはりこまめにお掃除を行うことです。
手が届く範囲にはなりますが、排水口のパーツや周辺を洗います。
歯ブラシなどで細かい部分まで掃除するとより良いです。

2:過炭酸ナトリウムを使う
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)を流すことで、発泡と酸素の力でヌメリ汚れを除去するという方法も有効です。
過炭酸ナトリウムを大さじ1~2杯ほど排水口周りに振りかけ、200~300mlの40~50℃程度のお湯を流し、1時間ほど放置します。
その後、40~50℃程度のお湯をバケツ一杯ほど流します。
過炭酸ナトリウムもしくは酸素系漂白剤は、ドラッグストアなどで簡単に購入することができます。
3:排水マスの掃除をする
また、排水マスの汚れを定期的に取り除くことも有効です。

使い捨て手袋などを着用し、汚れを取っていきます。
これらを行うだけでも汚れの蓄積は随分変わってきます。
4:排水管洗浄液を使用する
冒頭で、排水管の中でも器具排水枝管に汚れが蓄積しやすいという記載をしました。
汚れが溜まりやすいところではありますが、自分で掃除することができません。
なんとかそこまで洗浄効果を出せないかと開発したものが、弊社の排水管洗浄液です。
有効成分である、複合的な微生物と酵素が、効果的に排水管の奥まで浸透します。

剥離作用にも優れ、ヌメリを根元から取り除きます。

4回程(1.8L/本)使用していただく必要はありますが、器具排水枝管など奥まで洗浄効果が見込める商品なのでご検討いただけると嬉しいです。
商品ページはコチラからご確認いただけます。
まとめ
今回は、排水管の汚れやすい場所と、汚れや詰まりを予防するための対処をご紹介させていただきました。
こまめにお掃除するのが億劫な排水口の汚れではありますが、日ごろの手入れで予防できるものも多くあります。
ヌメリ汚れが発生すると、害虫の発生にも繋がりやすくなります。
まずは、バケツ1杯の水を流すなど、日々手軽にできる対策だけでも行ってみてください。
少し手間かもしれませんが、それだけで余計な費用を抑えられるのであれば行う価値もあるかと思います。
参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございます。