2022/10/31 11:45

生活する上で、私たちは排水口へ必ず何かを流します。

洗剤、油、皮脂、排泄物など様々なものが排水管へと流れます。

ついついなんでもかんでも流してしまうのですが、実は流すと危険だったり、詰まりの原因になったり、注意しなければいけないものもあります。

今回は、家庭の排水口に流さない方が良いものをいくつか紹介させていただきます。

普段うっかり流してしまっていないか、ぜひ確認してみてください。

排水口に流してはいけないもの4選


1:温度の高いお湯
排水管は塩ビ(塩化ビニル)のものが多いです。昔は銅管、最近だと耐熱性の高い樹脂のものもあるのですが、一般的な塩ビは耐熱性が実はあまり高くありません。

塩ビの場合、耐熱性が60℃程のため、高温のお湯を流してしまうと変形や破損してしまう可能性があります。

変形すると正常に排水されなくなってしまったり、穴が開いてしまうこともあります。また、排管のつなぎ目の接合部分などが緩み水漏れに繋がるケースもあります。

高温のお湯は冷ましたり、水と同時に流すようにしたりなど、温度の高い状態で流さないようにしましょう。

詳しくは下記ホームページのブログにも記載しているので、ぜひ見てみてください。


2:水に溶けないもの

水に溶けない物は、例え小さいものでも流さない方が良いです。

ティッシュや紙おむつ、タバコ、ガム、野菜くずなど水で溶けないものは排管の詰まりの原因になります。

ペアピン、アクセサリー、雑巾、歯ブラシなど水回りで作業しがちなものも、うっかり流してしまわないように注意しましょう。

小さいものだと流れてしまうので問題ないようにも思いますが、排管内のどこかに停滞してしまうことで、そこに汚れが蓄積したりヌメリの発生や排管の破損などさらなる悪化につながってしまう可能性があります。

また、家の排水管を流れきったとしても、下水道処理場前のポンプ場などで故障などトラブルの原因になる可能性もあります。

3:油
油も排水管へ流すと詰まりの原因になります。特に動物性のものは、排管内で冷えて固まって詰まりやすいです。

洗剤で洗って流せば良いと思われがちですが、石鹸や洗剤と混ざることで乳化物質となり、それが固まって詰まることもあります。

また、環境への負荷も大きいです。例えば、使用済みの天ぷら油を大さじ1杯(15㎖)流すと、それを魚が住めるくらいの水へ浄化するためにはお風呂約15杯分(4,500ℓ)もの水が必要と言われています。

もちろん最近の家庭は下水道につながっているところが多いので、川へ直接流れるわけでなく下水処理場で汚水の処理は行います。それでも処理場の負荷がかかったり、下水管が詰まる可能性等もあります。

そのため、油はなるべく固めたり拭き取ったりしてゴミとして処理しましょう。

4:薬品
薬品類も排水管へ流すと危険です。

例えば、アルコール、ガソリンや灯油(石油製品)、シンナー、農薬、殺虫剤などを高濃度で流すと非常に危険です。引火や爆発の危険性、排水管を溶かす危険性があるものなど様々です。

また、こういった高濃度の薬品は下水道処理場にも強い負荷がかかり、処理場の有用微生物が死滅したり、処理能力の低下なども考えられます。

そのような薬剤は、それぞれ廃棄方法を守り適切に処分してください。

アルコールについては、濃度の低いお酒などであればそのまま流しても負荷は少ないです。消毒用エタノールなど濃度の高いものは、大量の水と共に排水口へ流した方が良いです。その際は、5~10倍程度に薄めて流すなど工夫されるとより良いです。

排水管の奥が詰まると大変


排水管の奥が詰まると、自分で掃除することが難しくとても厄介です。

排水口付近は日々の掃除で綺麗に保つことは可能です。でも奥は自分では届かないですし、見る機会もないので疎かになりがちです。

完全に詰まらない限り、高圧洗浄を頼むという機会も少ないかと思います。

日々の汚れの予防や洗浄には、弊社の排水管洗浄液もぜひ検討してみてください。

排水管内が汚れるのは排水口やすぐ下のS字管(トラップ部分)だけでなく、下水道・浄化槽までに繋がる数mという長い距離にわたってヌメリ汚れが発生します。

こういったヌメリ汚れは、詰まりや臭い、害虫の発生に繋がります。

しかし、様々な汚れを長距離にわたり洗浄するというのは容易ではありません。

こちらの排水管洗浄液は、有用な複合微生物と酵素により、これまで難しかった排水管の奥の奥まで洗浄効果を発揮します。

使い方も簡単で、気になる排水口へ流し、4時間程度放置するだけです。

まとめ


簡単にですが、排水口へ流す際に注意すべきものを紹介させていただきました。

自宅の排管のトラブルを防ぐことはもちろんですが、環境へも配慮した生活を心がけていきたいです。

下記ホームページブログにも排管のトラブルについて記載していますので、ぜひチェックしてみてください。